少し神秘的な場所です…。

週末に、グリーンツーリズム関係のモニターツアーがあります。学校の先生方に下田に来てもらい、下田で提供している「体験学習」を実際にやってもらって、学校が行なう修学旅行や体験学習旅行の誘致をしようという取組です。

下田で色々な体験(漁船に乗ったり、磯遊びをしたり…)をしてもらうわけですが、気に入ってもらえるかどうか、いまから少し緊張中…。こうした体験学習では、一番最優先されるのが「安全管理」なので、今日はひたすら体験場所等を歩き回り、危険箇所のチェックや、津波等の災害時の避難経路の再確認を行っていたのでした。(疲れた〜!)

せっかくなので、今日まわった場所のなかから、穴場的な観光スポットとして脚光を浴びはじめてきている「竜宮窟(りゅうぐうくつ)」をご紹介したいと思います。

   

竜宮窟は下田の最南端、田牛(とうじ)という地区にある洞窟です。

看板は少し古めかしい雰囲気。薄暗い階段を下りると、少しヒンヤリした空気。外界の音が次第に小さくなっていき、代わって大きくなっていくのが波の音。階段を降り切るころにその全貌がわかります。階段の先に広がるのは磯場、しかもそこには2つの光が降り注いでいます。磯場に打ち寄せされる波の先にある「海とつながった穴」と天井部に大きく空いた「空とつながった穴」、そこから太陽の光が降り注ぎます。光と影のコントラスト、波の音だけが広がる空間、洞窟特有の空気感は、本当に神秘的なのです…。ちなみに竜宮窟は別名「二穴洞窟(にけつどうくつ)」とも呼ばれています。

そしてこの竜宮窟、実は天井部から覗くこともできます。実際に見下ろしてみると…、ハート型に見えますか?(右の写真)。そんなわけで、デートスポットにもなってたりします。

それともう一つのウワサ、映画「紅の豚」で同じような洞窟がでてきます。一部では、この竜宮窟をモデルにしたとも言われてますが、こちらは少し信憑性がないかも…。(知ってる方いますか?)

最後に言い訳です。「まさしく穴場スポットです。」なんてシメが書きたかったために前フリしたのではありません。途中で気づきました(苦笑)。近くに売店等があるわけではなく、観光地観光地してないという意味で「穴場」なんです。

(反S)