會長の「すっぴん、人となり」ver.8  最大の趣味、それは・・・お城めぐり


私會長、学生時代を7年間送りましたが、学部は文学部、学科は日本史で、その中の中世史を専攻しておりました。
私會長が大学に入学したのは昭和天皇崩御された平成元年で、その歴史的重大性を反映してか、当時学会では、天皇論、天皇制論に関する研究が非常に多かったような記憶があります。
私會長もそのラインに乗って、室町幕府末期から織田政権に至る間の天皇と幕府・織田政権の権力関係について勉強をしていました。

まあまあ、難しい話はそこまでにしてもっと簡単に言いますと、私會長、子供のころから歴史を勉強するのが大好きだったのですが、大学に入って行動範囲や経済力が増してから、あっちこっちに行けるようになり、歴史好きが高じて趣味がお城を巡ることになったといったしだいです。

おそらく、不惑の年を過ぎたこれまでに、全国40以上のお城を訪ね歩いたと思います。(ここ数年は、なかなか行けてませんが)

ところで皆さん、お城というとどんな形を想像しますか?大阪城松本城岐阜城・・・いわゆる山城、平山城、平城など立地は違えど、壮大な天守閣を真っ先に想像したのではないでしょうか。
私會長が訪ねたお城にはそんなお城も多々ありますが、それ以外にも天守閣など残されていないただの山みたいな、まさにお化けが出そうな城跡を巡ったというのもたくさんあります。これがまた、まさに「兵どもが夢のあと」ってな感じで、いいんですっ!!!

近年、お小遣いと相談しなくてはならないため、なかなかお城探訪ができませんが、次に行くとしたらまだ訪ねていない歴女憧れの上田城(真田氏の居城だった)に行ってみたいなと思っています。

今回特別に、お薦めのお城を3つ紹介しますので、機会がありましたら是非に行ってみてください。

安土城 言わずと知れた覇王信長の居城。平山城。私會長10回くらい行ってます。近年、滋賀県が20年がかりで発掘調査及び城郭整備を実施。復元された大手道、配下諸将の館跡地、仏像を使用した登り階段など見どころ多数(専門的に言うともっとあるのですが割愛)。安土城考古学博物館も出土品が飾られ面白い。なお、通常天守閣は、「天守」と書きますが、安土城のみ「天主」と書きます。

小谷城 信長に滅ぼされた浅井氏の居城。完璧な山城。今年NHKのおかげでブレーク(そんなことはどうでもいいですが)。天守などは残されていないが、山中を歩くと、曲輪、土塁、石垣が当時のまま残され往時を偲ぶことができる。馬洗池跡とか首据石など、スポットも多数あり。行ったのは15年以上前(3回行ってます)であり、その後どのように整備されたか不明。

③今城塚古墳 古墳?城じゃないじゃん、って。いやいや三好氏という戦国大名が古墳のところにお城を築いたからこういう名前がついているのだが、実は本当のみどころはそこではなくて、ここが真の継体天皇陵ではないかと多数の考古学者が唱えているところ(ただし諸説あり)。遺構や大量の埴輪などが出土。もし天皇陵だとするとこれは一大事。普通、天皇陵は宮内庁管理で研究者が入ることすらできないが、今城塚古墳は普通に誰もが踏み入れ可能。そもそも継体天皇自体、なぞが多い。一度だけ行きました。

まあ、こんなところですが、ちなみに上記3つは全て城跡で、天守閣などは残されていませんのでご承知おきを。

写真は、一般向けに販売されている安土城関係の研究本など???一冊まったく別物が。北野武のファンです、私。