温泉のある暮らし

今月中旬、妹一家が弓ヶ浜に程近い南伊豆町湊から同町下賀茂へ引越しをしました。
新しい住まいは、2坪強の浴室のある中古の賃貸物件。下賀茂ということもあって、お風呂は温泉です。
碌に引越しの手伝いをすることができなかったのですが、「湯浴みにおいでよ」と言うので、その言葉に甘えて金曜日、仕事帰りに寄ってきました。
大きな浴槽は、大人4人が楽々入れるもので、当地温泉特徴の塩湯の源泉掛け流しです。
雪が舞った寒い日が続いていたことと休前日の至福がある金曜の夜です、温泉は心と体を芯から温めて、言うこと無しです。図々しい姉は、夜中に訪れて、誰に構うでもなくゆったりゆっくり温泉を堪能し「これはいいな、ちょくちょく来よう、金曜日は温泉デーにしようかな」と勝手に目論んで顔が緩んでいます。
入浴後、案の定、妹からは「この温泉を十分に堪能したのはあんたが初だ、小さな子どもを抱えている我が家はこんなに大きな風呂があるのにいつもカラスの行水!」と釘を刺されましたが、その後、肩揉みまでしてもらって「これはいい、姪と甥の面倒も見るよ!」と深夜に帰宅したのでした。

南伊豆や下田では、自宅に温泉を引いている家も珍しくなく、場所によっては地区の共同浴場を持っている地区もあり、羨ましい限りだったのですが、今回初めて、自宅に温泉のある暮らしを体験し、ますます羨ましさが増してしまいました。

話題は違って、この写真。ケータイカメラで撮ったものなので今ひとつですが、伊豆急河津駅ホームから覗いた河津桜です。開花状況は蕾が膨らみ始めたところとのことですが、記念撮影されている人もあり、桜祭りが始まったら、足を運びたいものです。

(S区在住)