いまこの人が好きだ!其ノ四
今まで家庭菜園を庭の片隅でやっていたのですが、今年から近所の畑を借してもらうことになりました。
飽きやすく、適当な性格のオイラ。もっと広範囲で借りることもできたのですが、ちゃんとやれたらにしなさいと、家族から諭され猫の額ほどの畑でスタートです。
しかしながら、こだわりの強いオイラ。安全な野菜だな。有機野菜だな。と調べていると、自然栽培というものに心を奪われてしまいました。この自然栽培は、無農薬はもちろん、無肥料、無耕作(場合による)なのです。
すると、以前テレビでみたことのある絶対に不可能といわれていた無農薬でりんごを作った「木村秋則」という人につながりました。
この木村さん。農薬散布でご自身や奥さんがやられたことで、無農薬栽培に挑みます。しかし、8年間リンゴができないという壮絶などん底を経験します。
そして、ある日死を覚悟し山の奥へロープをもって入り込みます。2時間さまよい枝にロープをかけようとしたがうまくかからずに落ちてしまい拾いに降りたときに、目の前にリンゴの木が輝いて見えたそうです。
なぜこんな山奥にリンゴの木が・・・どうしてこんなに元気なんだ・・・誰が農薬をかけに来ているのだ・・・冷静になるとリンゴでなくどんぐりの木だったそうですが、【山の木は農薬をかけず、肥料を与えなくても元気に育つ】ということがヒントとなり、無農薬では絶対にできないといわれていた奇跡のリンゴが誕生したのです。
観察力、洞察力の凄さ
既存のことにとらわれない柔軟さ
やり遂げる芯の強さ
木村秋則 http://www.akinorikimura.net/
農薬はともかく、肥料を与えないで植物は育つのか?不耕起?と疑問だったのですが、色々調べてみると理にかなっています。今年は軽く耕起しましたが、今後は畝をいじるだけでいけそうです。
そうそう、種の世界ってちょっと怖いんですよ。
今、出回っている殆どの種はF1種という交配種です。このF1種は雑種強勢の特徴を活かしており、両方の良い所を受け継ぎ、生育が早く大きさも風味も均一で病気に強いといった一見素晴らしい種です。
しかし、できた植物から種を採取して翌年に蒔いても優れたものはできないのです。
しかも、農薬や化学肥料を使わないとうまく育たないようになっているものも多いんだそうです。
ターミネーター種子なんてのも・・・
種の話 http://noguchiseed.com/
ちゃんと続いたら続報しま〜す。
(S+1)彦